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■組立・取扱いのポイント
最終更新:2024/2/12
◇その他
前面のナンバープレートはエッチングではなく3DPになりました。 金色スプレー、エナメル艶消し黒筆塗り、エナメル溶剤を小量つけた綿棒で表面拭き取り、の手順で塗装しています。
◇OSOパワーの組立
写真は9mmゲージ用の部品です。他のゲージも部品形状が違うだけで組み方は同じです。台枠はカッチリと完成済ですので、そこへ各部品を取り付けていきます。 未塗装のモーターホルダーと底板(車輪押さえ板)はそのままでも大丈夫ですが塗装した方がカッコいいでしょう。
最初にモーターリード線を根元から皮をむいてよじり、M1.4タップしたホルダーをモーターへ接着します。接着剤は強力ゴム系が衝撃にも強いのでいいかと思います。エポキシでも大丈夫です。固着までリード線でどこかへ引っ掛けておくなどホルダーがずれないようにします(写真ではバイスに載せて放置)。
モーターリード線の皮むきにはワイヤーストリッパーが便利です。OSOφ7コアレスの場合、AWG30から32(=穴の大きさ)でカットできます。鉄模を続けるなら買っておいて損はないでしょう(初めて使った時は早く買えば良かったと思いました)。
台枠は完成済なので車軸穴など加工は必要ありません。続いて平ギヤ大を接着します。接着剤は嫌気性がお勧め(後述)。薄紙(コピー用紙,付箋紙,プラペーパーt0.1など)を挟んで接着剤が軸穴へ入らないようにしておくと安心です。
さらに平ギヤ寄りウォームを接着。ここが一番のキモです。適切なガタと接着剤のまわり止めのために細い薄紙をはさんで、写真の状態でギヤ、台枠をはめ殺して接着、ロックタイトなら初期固着まで20秒くらいじっとガマンします。
残りのウォームも接着して固着したら嫌気性接着剤のはみ出しを丸めたティッシュで吸い取り、ウォーム軸がスルスル回ることを確認します。ここが終われば後はネジでの多少の調整だけなので、もうOSO(おそ)い走りは大丈夫でしょう。
ギヤ接着に使う嫌気性接着剤はできれば低粘度がお勧めです。ロックタイトなら緑色です。入手できなければロックタイト263など赤色でも大丈夫です。これは緑色ほど浸透しないので、接着時にギヤを軸に対してスライドして接着面へ接着剤が入り込むようにすると間違いありません。
続いてモーターと集電基盤をネジ止めしてモーターリード線をネジ止め、さらに集電ブラシをネジ止めします。単にネジ止めだけですがモノが小さいので最初はまごつくかもしれません。プラスドライバーにモーターをしばらくくっつけて磁気化しておいた方がいいでしょう。
ウォーム軸受部2カ所にはサラサラ系オイルを1-2滴くらいづつ差します。完成後に甲高い騒音がでたらココのウォーム軸受の注油不足です。 またその他の部位へも注油します。これは組立説明書へ記載します。
車輪を入れて底板をネジ止め、平ギヤ小を嫌気性で接着して試走、OKなら前後に飛び出したウォーム軸をニッパーでカットします。これで完成です。 最高の走りのためにセッティングのちょっとしたコツがあります。これも組立説明書へ記載します。まあそんなたいした話ではありません...。
組立は以上ですが、実は失敗したらどうする?が知りたかったりするかもしれません。 OSOパワーでは元の台枠を壊して金属部品を取り出し、台枠とウォーム軸だけスペアを購入してもう一度チャレンジできます。台枠を壊すとはビックリするかもしれませんが、製法が変わると考えも変わるというワケで。
まずレザーソーなどで台枠を切り刻んでギヤ軸を取り出します。ニッパーでもいいですが破片が飛びます。次に角材(写真ではバイス)にゆるく挟んで千枚通しと0.8-0.9線でコンコンと軸を叩けばギヤから軸を抜けます。平ギヤも同じです。 または嫌気性接着剤は250度くらいであぶると取れるそうです。